ガス管の埋設工事の際、埋設の深さには決まりがあるので、頭に入れておく必要があります。
環境に配慮するためなるべく発生土を減らし、安全にガス管埋設ができるようにしましょう。
この記事では、ガス管の埋設深さについて説明します。
▼法律で定められた埋設深さ
道路法施行令第12条第3号では、以下のようにガス管の埋設深さが定められています。
「ガス管の本線を埋設時、その頂部と路面との距離は、1.2m以下としないこと。」
工事実施上やむを得ない場合には、0.6mまで認められます。
▼浅層埋設
ガス管の埋設深さを、80㎝にする工事方法のことを浅層埋設といいます。
浅層埋設が奨められている理由は以下の通りです。
・掘削によって発生する土の量を削減するため
・工事期間の短縮のため
・道路交通規制による渋滞の緩和のため
・工事用車両による窒素酸化物排出量を減らすため
東京ガスは、このような環境保全への貢献のために、最低埋設深さを中圧管で90㎝、低圧管で60㎝としました。
▼ガス業者との連携が必要
ガス管を宅地内へ引き込む場合には、ガス業者との連携が必要となります。
ガス本管を傷つけないよう、ガス本館の位置を把握し、その周辺は手掘りで慎重に行いましょう。
▼まとめ
ガス管の埋設深さは、ガス管工事に着手するうえで大切な要素となります。
・安心安全に作業ができること
・環境負荷を低減すること
・人々の暮らしを支えること
以上のような様々な点に配慮しながら、緻密な計算が必要です。
弊社では、知識と経験が豊富な社員が多く在籍し、日々ガス管工事に邁進しています。
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