道路ではしばしばガス管の工事をしていることがありますが、ガス管は設置されてからどのくらいもつのでしょうか。
今回は、ガス管の耐用年数について見てみましょう。
▼条件によって異なるガス管の耐用年数
ガス管の耐用年数は、条件によって異なります。
■かつて使われていたガス管
昭和50年の初めごろまで都市ガスの供給に使われていたガス管は、鋼管の内外に亜鉛メッキが施された「亜鉛メッキ鋼管」で、これに麻を巻き付けて防水加工を施していました。
そのため、昭和51年以前に建てられた建物には、亜鉛メッキ鋼管のガス管が使われている可能性が高いでしょう。
亜鉛メッキ鋼管を用いたガス管は、長年にわたって土の中に埋められてきたことによる腐食から老朽化し、穴が空くケースが増えています。
該当する方は、ガス管の点検を受けてみることを検討されるとよいかもしれません。
■現在のガス管の耐用年数
現在、ガス管として使われている素材は3つあります。
ポリエチレン製の「PE管」は、耐食性と耐震性に優れているため、地震によるガス管の破損に強いのが特徴です。
また、鋼管をポリエチレンの被膜で覆った「PLP鋼管」や、被膜に塩化ビニルを用いた「ELP鋼管」があります。
いずれも耐食性に優れており、70年から100年以上といった長い耐用年数が特徴です。
ただし、新しいガス管も周囲の条件によって、耐用年数が変化するのは変わりません。
そのため、ガス管を新しくする際は、ガス管の工事を専門に手掛ける土木工事会社にいろいろと尋ねるのがいいでしょう。
▼まとめ
かつてメインとして使われていたガス管は、腐食が進んでいる可能性があります。
ガス管を新しいものに変えるなら、どのガス管が適しているかを専門の工事会社に相談するといいですね。
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